1973年のデビュー以来、活躍し続けるUSロックの大御所が、ハードロック・バンドとして頂点に立った、1976年発表、全米最ベスト3位を獲得した通算4枚目のアルバム。「バック・イン・ザ・サドル」「ラスト・チャイルド」「地下室のドブねずみ」他、全9曲を収録。 (C)RS

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21世紀に入ってもバリバリの現役、しかも、ミュージックシーンの第一線で躍進を続けるモンスター・バンド、エアロスミス。個性的なヴォーカルスタイルとエネルギッシュなステージパフォーマンスでファンを魅了するスティーヴン・タイラー、シャープなフレーズを弾きまくるギタリスト、ジョー・ペリーを軸に据え、ジョーと共にツインギターを勤めるブラッド・ウィットフォード、リズム部隊ではベーシストのトム・ハミルトンとドラマーのジョーイ・クレイマーという最強の5人組である。
1976年リリースの4枚目『ロックス』は、彼らが名実共にアメリカを代表するトップグループへのし上がることになった作品だ。ショウビジネス界の荒波に揉まれた今でこそ、商業路線を意識した楽曲もプレイするようになったエアロスミス。しかし、このアルバムを発表した当時は、まだ曲がることを知らないロックバンドである。挑むようなギターに続いてスティーヴン・タイラー独特の絞り出すようなシャウトが炸裂する<1>に始まり、骨太でヘヴィでドライブ感にあふれたナンバーが全9曲。彼らが志すサウンドへまっすぐに突き進んでいる、最高傑作と評するにふさわしいアルバムだ。(富良仁 枝実)

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ディスク:1
1. Back In The Saddle
2. Last Child
3. Rats In The Celler
4. Combination
5. Sick As A Dog
6. Nobody’s Fault
7. Get The Lead Out
8. Lick And A Promise
9. Home Tonight