エアロスミス(Aerosmith)は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州ボストンからデビューしたロックバンド。
1973年、当時は珍しかったアメリカ東海岸出身のハードロック・バンドとしてデビュー。メンバーの脱退・一時離脱などを経た今も、オリジナルメンバーで活動している。2001年には「ロックの殿堂」入りを果たしており、第2回「MTV アイコン・アワード」にも選ばれている。スティーヴン・タイラーとジョー・ペリーのソングライティング・コンビは“トキシック・ツインズ”(The Toxic Twins)とも呼ばれ、ポップ・ミュージックを形成し多大な影響を与えた。
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日本では、1970年代後半からクイーン、キッスとともに“3大バンド”の1つとして人気を博し1977年に初来日している。1998年には海外アーティスト初となる4大ドームツアーを敢行した。トータルセールスは、全世界で1億5,000万枚以上と言われている。
AeroSmith / エアロスミスの活躍
1973年1月、1stアルバム『野獣生誕』(Aerosmith)でデビュー。アルバム収録曲の「ドリーム・オン」(Dream On)がアメリカ東海岸地区のロック系ラジオを中心として注目され、同曲をシングルカット。全米チャート59位(Billboard Hot 100)まで上昇するヒットとなる。
1974年3月、2ndアルバム『飛べ!エアロスミス』(Get Your Wings)を発表。1年以上に渡って全米チャート200位圏内(Billboard 200)に入り続ける作品になった。プロデューサーはジャック・ダグラスが担当した。
1975年4月、3rdアルバム『闇夜のヘヴィ・ロック』(Toys in the Attic)を発表。「ウォーク・ディス・ウェイ」(Walk This Way)や「スウィート・エモーション」(Sweet Emotion)もシングルヒットし、アルバムも全米チャート11位(Billboard 200)まで上昇。バンド初のプラチナ・ディスクを獲得した。この勢いで前2作のアルバムのセールスも上がり、シングル「ドリーム・オン」は再発売されて全米チャート6位(Billboard Hot 100)まで上昇した。なお、日本では同年5月に『飛べ!エアロスミス』が発売されて日本デビューとなった。
1976年4月、全米ツアー開始。ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのライブも開催。5月には4thアルバム『ロックス』(Rocks)を発表。全米アルバムチャート3位(Billboard 200)を記録し、「ラスト・チャイルド」(Last Child)、「ホーム・トゥナイト」(Home Tonight)、「バック・イン・ザ・サドル」(Back in the Saddle)もシングルヒットする。日本でも彼らの知名度は上がり、「クイーン」(Queen)、「キッス」(Kiss)と並び“3大バンド”の1つとして人気を博した。10月には初のヨーロッパツアーを開始。翌1977年2月には初の日本ツアーも行っている。